春や夏のよく晴れた日、アスファルト道路や野原などで、遠くに水たまりがあるように見えて、近づくとまたその先に移って見えることがある。
これはいわば小型の蜃気楼(しんきろう)現象である。
古くから武蔵野の名物とされおり、歌にも
「あずま路にありという逃げ水の 逃げかくれても世をすごすかな」
とある。
ところが、柳田国男の話によると、逃げ水は光学現象ではなく、川の流れが冬になって突然涸れ上がることを指すとされる。
確かに、蜃気楼なら武蔵野でなくても見られる。
更に、名物であるからには、冬にカラカラ天気の続く関東地方の風土から出てきた言葉かもしれない…
これはいわば小型の蜃気楼(しんきろう)現象である。
古くから武蔵野の名物とされおり、歌にも
「あずま路にありという逃げ水の 逃げかくれても世をすごすかな」
とある。
ところが、柳田国男の話によると、逃げ水は光学現象ではなく、川の流れが冬になって突然涸れ上がることを指すとされる。
確かに、蜃気楼なら武蔵野でなくても見られる。
更に、名物であるからには、冬にカラカラ天気の続く関東地方の風土から出てきた言葉かもしれない…