今日の歳時記: ナシ[梨]

梨届く 娘等が待ってる 御裾分け 松沢 久子

梨は、中国南部・朝鮮半島 及び 日本の中南部に野生し、果樹として改良された。
『日本書紀』のなかにも五穀を助けるものとして、梨の栽培を勧める記述がある。
果肉は白色で、甘く果汁が多い、特に、尻のほうが甘みが強い。
一方、芯の部分は酸味が強く、あまり美味しくはない。
新井白石は、中心部ほど酸味が強いことから、「中酸(なす)」と表したといわれ、王朝時代の女性は、ナシは“無し”に通じることから忌んで「アリノミ(有りの実)」という女房詞で呼んでいたという。
手紙を出しても返事のないことを「梨の礫(つぶて)」という。
是非、“結び目”を巡らして、キャッチボール対話を重ねたいものだ…

3 thoughts on “今日の歳時記: ナシ[梨]”

  1. 筆者がもっとも好み、大事にしている言葉は「むらぎも」よりむしろ「むすびめ」のような気がする。ネットワークの編み目が交わるところだろうが、それをめぐらすことはなかなか難しい。

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    1. ご指摘の通りですね…、でも、細々であっても、指一本でも絡みついているから、社会(共同生活)が 成り立っているのでは…と思っています。「 むらぎも(己) 」と「 結び目(社会) 」は、何か(血…?)が巡らないと“使命”を果たせないという点で、同じ意味合いのものと捉えています。離婚を経験し 、狭心症・脳梗塞を患ってみて、何かが滞りなく巡ることの大切さを痛感しています。

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    2. IT用語にノード node というのがあります。コンピュータネットワークにおける結び目、集合点、結節点、中心点の意味だそうです。上の筆者のコメントがそのまま当てはまりそうな用語ですね。

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