小説とブラウザの新しい関係を模索する「縦書き文庫」

7月中旬に縦書き文庫に出会った。誰でも簡単に創作小説等を投稿することができるサイトだ。運営者が開発した組版エンジンを2005年から無償で提供している。「小説とブラウザの新しい関係を模索するウェブサービス」と銘打ち、次のような独自の評価方法を採用している。その趣旨に共感し、すぐに拙稿「いつか名もない魚(うを)になる」を投稿したところ、思いのほか反響をいただいた。

縦書き文庫の主宰者は次のように説明している。https://tb.antiscroll.com/

縦書き文庫では、ページ送りのみを根拠にした評価システムが徹底されています。
アクセス数、コメント数、お気に入り登録数などは、評価の対象になりません。
読者にページ送りされて初めて、読まれた字数に応じたポイントが加算されます。
正確なページ送りが可能な縦書き文庫だからこそ、実現できたシステムです。

縦書き文庫の魅力は利用者が登録さえすれば、その組版エンジンを無料で利用できることであり、操作が簡単で使いやすく電子書籍リーダーがなくてもスマホやPCで利用できることだ。文学作品を無償で提供する青空文庫の作品を縦書きにして投稿作品とともに載せることで掲載作品の内容と時代を広げている。

縦書き文庫という新たなサイトの動向に大いに期待したい。既存の出版業界にはない可能性がここにあると思うからだ。

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