韓国映画がいい作品を産み続ける理由は何なのでしょう。1980年の光州事件を扱った「タクシー運転手」と同じ脚本家の手になる作品だそうですが、1940年代の朝鮮語学会による朝鮮語辞書の編纂に関する映画「マルモイ(말모이)」が日本で公開されたようです。基本的な歴史感覚が日本で教育を受けた僕らのそれとはまったく異なるように思います。僕はまだ観ていませんが、いつか観たい作品の一つです。以下、「マルモイ」に関するコメントを引用します。
韓国語教材専門出版社HANA 浅見綾子: 号泣。韓国語を勉強している方にはぜひ見ていただきたい映画。朝鮮語の辞書を作っていくお話なんですが、もうこれから辞書を枕に寝たりできない。
劇作家・演出家 坂手洋二: 言葉こそ人間の血液だ! 「国語」を守ることに命をかけた人々の実話! 全国各地の方言を集め、「標準語」を整えようとする奮闘の日々。『国語元年』を書いた井上ひさしさん(1934-2010)に見せたかった!『タクシー運転手』の脚本家が時代を遡って「庶民の決起」を描く。『パラサイト』よりこっちが好きだ。