ことし、大阪は本当にさまざまな自然災害に襲われています。赴任して間もない私を驚かせた6月18日の大地震、7-8月に数週間も続いた大雨、そして40度前後の猛暑です。
9月に入って暑さが少し引いた(韓国語: 頭を下げた)と思ったら、4日は終日25年ぶりに襲来した超大型台風で大阪全域が騒然としました。
オフィスのテレビで一日中被害状況を把握しながら、現地の在日コリアンと韓国人旅行者に情報を発信するのに夢中で過ごしました。雨より風が怖いと思いました。秒速50メートルにもなる風に煽られ、市内で車が横転し、大木が根こそぎ倒れることが一度や二度ではなく起こりました。公共交通機関の鉄道はもちろん、船舶と飛行機もほとんどすべて欠航しました。
総領事館も被害が出ないように前日から徹底して備えましたが、強風に窓ガラスが2枚割れる被害を受けました。人的被害がなかったのが不幸中の幸いでした。
台風の進行速度が速く、夕方には圏外に抜けましたが、関西国際空港が浸水し、タンカーが連絡橋に衝突して橋が機能停止に陥ったことが、特に韓国人観光客にとっては打撃でした。
このような状況に備え、大阪総領事館ミニ緊急体制をフル稼動し、交通情報の提供などを行っています。一日も早く航空機が運航を再開し、観光客などの不便が極小化することを切に願います。