徳川の五代将軍・綱吉は、たいそう学問好きの人であったという。
しかし、その彼が発した「生類憐みの令」によって、「犬公方…」などと呼ばれ、評価を下げたと学んだ。
ところが、この令は「人々が仁心を育むように…」との思いで、戦国時代の“命の軽かった時代の名残り”である、捨て子(間引き)、病人、老人・等を遺棄する風潮をただそうとしたものとの見方がある。
今風にいえば、社会福祉(弱者救済)であったらしい…
しかし、武士階級には、結果的に、鷹狩・犬追い、等も禁止、処罰の対象となり、武術の訓練が出来なくなったことで不評をかったものらしい…
いつの世も、どの国でも、伝統と動物愛護が成り立たないようで、お立場で評価が異なるものらしい…
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