技術の進歩により資源利用の効率性が向上しても、資源の消費量は減らずに、むしろ増加してしまうという逆説現象である。
卑近な例をあげると、「低カロリーのお菓子が開発・販売されたことから、気を許して、食べ過ぎてしまい、かえって体重が増えてしまうこと…」
或いは、病院が整備されたり、不治の病に有効な医薬品が開発されたことから、病院に行けば治療してみらえると思うことで、人が過食にふけったり、自己統御がおろそかになったりで、自然の治癒力(生命力…)の低下をまねくこと、等である。
「成長し続ける先に、本当の幸せがあるか…?」
要は、成長(進歩)の恩恵を活かすも殺すも、ご本人の対応が大きいといえるのだろう…か。
【 写真 ⇨ 我写・伎楽面 】