誰のとも 知れぬ風船 紐垂らし 岩淵 喜代子
運動会・等からの帰り道だろうか…
人間の手を逃れて空に上がってゆく風船。
もはや、誰のものであったかは、どうでもよいのだ。
風船に限らず、「 もの 」には、すべて所有者がいる。
其れが人間界のしきたり。
ただ、其れは“人間界だけ”のしきたり…でしかないもの。
分かち合い…、与え合い…、支え合い…
運動会・等からの帰り道だろうか…
人間の手を逃れて空に上がってゆく風船。
もはや、誰のものであったかは、どうでもよいのだ。
風船に限らず、「 もの 」には、すべて所有者がいる。
其れが人間界のしきたり。
ただ、其れは“人間界だけ”のしきたり…でしかないもの。
分かち合い…、与え合い…、支え合い…