壱里如: 日本語の点字完成

明治三十四年(1901)のこの日、東京盲啞学校の教師だった石川倉次が、五十音式の点字を完成した。
これは、平面から盛り上がった部分(点)によって文字・数字を表現し、通常用いられる点字は横2 × 縦3 の6つの点で表す、従来の欧米で使用されていた“ブライユ式゛に改良を加えたものである。
近年、バリヤフリー、あるいはユニバーサルデザインの一環として点字の併用が行なわれるようになり、普及してきているが、未だ、気遣いがたりず、点字ブロックの上に物を置いたりと、課題は多い。
点字に対して、晴眼者が使う文字を墨字とよぶ。
誰しも、何らかのハンディを抱えていることがあり、相手の状況を推しはかって、対応する姿勢を保ちたい。

 

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