かまくらに 幼馴染が 膝そろへ 長谷川 祥子
秋田県、新潟県など日本の降雪地帯に伝わる、小正月(あるいは二月十五日頃)に行われている伝統行事。
たいていは雪洞をを作り、其れを“かまくら”と呼ぶ。
雪洞は道端などに雪を積み、其れを掘って雪室を作る。
大小、様々であるが、縦横1・8メートルぐらいである。
其の雪室の正面に四角の祭壇を設け、厨子などをすえ、色紙の幣を立て、灯明をともし、供物を供える。
“かまくら”の神は「オズスの神」といわれ、水の神と考えられる。
自然からの恵みと、自然の脅威に気づき、畏敬を持つ機会になるのだろう。
「自然尊重・自然順応」である…