零れ話: “うだつ”があがらない

世の中には、どうにも、立身出世に縁遠い方がいらっしゃる。
その様な方をさして、ひとは、「あいつは、うだつのあがらない奴だ」などという。
「うだつ」という言葉は、「うたち」の転化で、「梲」あるいは、「卯建」と書き、建設用語である。
「梲」は、梁(はり)の上に立てて屋根の棟木(むなぎ)を支える短い柱のことで、梲は、いつも屋根の棟木におさえられていて、頭があがらない。要は、上がつかえて、出世が出来ない。
「卯建」は、江戸時代に、建物の外壁などに、はり出してつくられた防火用の壁のこと。従って、生活に相当の余裕がないとあげられない。
この様に、建設用語が、そのまま社会上の地位を表していることがある。

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